こんな時間が持てたら・・・   [1999年05月18日(火)]

ダカーポという雑誌の
常盤新平さんの「新・おとなの流儀」
               (第二十一回)から

常盤さんはいわき市(福島県?)で八十歳
の兄に会うために電車に乗る。
電車の中で友人からすすめられたテープを
聴く。
それはニッポン放送の番組,
『高倉健 1998旅の途中で・・・』の録音。
高倉健が[礼節]と[感動]について
語ったもの。

常盤さんは「僕はあの独特の,丁寧な訥々
とした語り口に最初から引き込まれた」と
書いている。

話の途中で流れた音楽が
『ニュー・シネマ・パラダイス』。


高倉健の話の内容

 ●横尾忠則さんを訪ねたとき,横尾夫妻
   が家の前で出迎えてくれて恐縮した。
   しかし,この出迎えこそが「礼節」だ,
   三島由紀夫はさらにすごかった
   という話。

  (高倉健と三島由紀夫とはスゴイ!)

 ●小林念侍との対談

 ●今年気に入った曲
  
 (なんと,グラディス・ナイト&ヒップスの曲)

 ●山本周五郎『晩秋』のラジオドラマ

   (高倉健が読んで感動した本)

 ●最後に
 「感動することをいつまでも忘れたくない」

というわけで,上野からいわき市までの
2時間,常盤さんは十分充実した時間を
過ごしたらしい。

 いかにもいい時間を過ごしたという
雰囲気がよく感じられ,いいなあと思った。

 世の中には隠れたこんないい番組が
あり,たいていは聞き逃し,見逃す。
例えば
この前書いたNHKのBSの対談番組。

常盤さんの場合,いい友達がいて,テープ
を貸してくれたから,聞けた。
その友達もその番組を気に入り,
ぜひそれを誰かに聞かせたかったのだ
ろう。その気持ちもよくわかる。

  そして,この文章の終わりで常盤さんは
八十歳のお兄さんにテープをウォークマン
ごと渡す。